自宅通信網の運用日誌2012年07月


お知らせ

 リンク切れを発生しにくくするためと、多くの項目が一つのページに集中することにより検索結果が適切で無くなることを防止するために、「自宅通信網の運用日誌」の構造を月ごとに分離しています。

 お手数ですが最新月以外は当該年月のリンクを使って閲覧してください。


目次


7月

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2012/07/01 Sun

日誌の切り替え

 先月は、異常動作したスパイダのリクエストにより1万ページリクエストを越え10248ページリクエストになったが、それを除くと、9千7百ページリクエスト程度だった。

 先月も先々月に続きWebクローラ類のアクセスが多く、これが定期アクセスしてくる分があり、見た目上のリクエスト数が多くなっている。このことは、実際に人が見てくれる量は減っていることを示していると思う。

 今月の海外からのリクエストは英国や米国など英語圏からのアクセスが増える傾向となった。tom's hardwareに当サイトのリンクが06-03-2012 at 05:40:03 PM(GMT)に載されたのが原因だと思う。しかし、英語圏の人は他の言語のサイトを読む方は少ないと言う話を聞く。リンク先がいきなり日本語サイトでびっくりした人が多かったのではないだろうか。

 一番よく読まれた記事は、先月に引き続き「WD Caviar Greenのディスク回転速度測定についてのまとめ」が一番よく読まれた記事となった。

大規模レンタルクラウドサーバの大規模トラブルとバックアップ

 先月後半に、高い可用性を誇っていた、「First Server」が顧客データを大きく毀損する事故を起こした。

 自治体等の公共団体や水族館なども含めて、かなりの範囲の影響になったようだ。

 公表された「大規模障害の概要と原因について(中間報告)」等を見る限り、バックアップが1系列しかなく、当サイトのおじさんの工夫に掲載している「バックアップの多様性」で取り扱っている「どこまで備えるか?(2)人の間違いに備える」と言うことに対して、全く考えられていないように見受けられる。

 前段階の検査を全面的に信用しているのか、バックアップ自身は人間の間違いを考慮していない。また、この構成では、バックアップ中に元サーバに問題が発生した場合にバックアップが中途半端な物になってしまい、バックアップ自身も異常になると言ったことが考慮されていない。

 セキュリティパッチや細かな変更により、予期しない障害が発生する確率は、それほど低い物でなく、サーバを運用していたら当たり前のように遭遇してしまう。運用ミスを考えると、かなりの障害確率になりそうに思う。また私の場合、バックアップ最中のトラブルの経験も数度ではない。よって、いくらクラウドとはいえ、それで避けられないようなトラブルに対処するために、2世代のバックアップは必ず必要だと思う。それが何千という顧客を抱えるサーバで行われていないのはいったいなぜだろうか? そのようなシステム運用体制がプロで許されるはなぜなんだろうかとそちらが知りたい。

 何千という顧客を抱えるサーバで1世代バックアップ体制で運用する担当者は、まともに寝られていたのだろうか?心労で体が持たない気がする。ここの社長が数年前、新幹線内で異常な行動を取った事件が報道されたことがあるが、実はこんな運用体制による心労による物だったのだろうか?

 どうも初期からこのような運用体制のようだから(違う運用であることが記述されていたが実態は後述)、高可用性を誇るクラウドの実績に過信したと言うことでもなさそうだ。コストの誘惑に負けたのだろうか?「バックアップの多様性」は、個人向けに書かれた文書であり、プロがこのようなことを知らなかったとか、リスクが無視できるほど小さいと判断できるだけの根拠を持っていたとも考えにくい。

 くだんの会社内では、いったい何が起きていたのだろう。

 日本経済新聞の本日の報道によると、

ファーストサーバの村竹室長「おっしゃっているような一般的なバックアップというのは、我々のような低価格の料金で提供するのは難しい。サーバー内の別のディスクでとることを、我々はバックアップと考えています」
と言っている。ところが同社のレンタルサーバの説明には「さらに人為的なデータ損失があった場合にそなえ、日に1回、外部サーバーにデータを保存していますので、お客様によるデータの誤消去があった場合にも、前日の状態に戻すことが可能です」と記述していたよだ。ところが、上記の日本経済新聞の本日の報道によると、
ファァーストサーバの村竹室長は「数年前までは記述の通りだったが、現在は説明の通り異なる。記述ミスで、修正をせずにいた可能性がある」
と答えている。

 かなりおかしいと思う。「我々のような低価格の料金で提供するのは難しい」と言いながら、「数年前までは記述の通りだった」と言っているので外部サーバーにデータを保存していたことになる。かなり善意に考えても提供していたのを勝手に削ったとしか受け取りようがないように思う。

 また、千円を割り込むような低価格レンタルサーバですら、2世代バックアップを取っている例がかなりあるように思う。この場合、個別サイト毎に2世代持っているわけではなく、個別のバックアップが1つ、全体のバックアップが一つで、2世代としてコストが極大化しないような工夫がある。個別バックアップに問題が起きて回復できなくなったようなとき、全体のバックアップを何処か別のサーバ群に再生した後個別を取り出さなくてはならないので、時間はかかるが、全体が全く消えてしまうより十分良いし、コスト相応とこれなら納得できる。

 自己責任というのは、情報の偏りが十分解消されている場合のみにいえることだと思う。バックアップ体制についてきちっと公開していたか、体制の変更を通知いていたか、優良誤認を狙ったPR文書だったと思えるのだがそれはどうなっているのか?報道機関と名乗るところはちゃんと追求して欲しいし、関係業界団体や監督官庁は安価なサービスを規制する形でなく、情報の偏りを解消した上で多様な品質と価格のザービスが提供される形を追求して欲しい。


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2012/07/02 Mon

続・大規模レンタルクラウドサーバの大規模トラブルとバックアップ

 担当SEや運用責任者の保護、日誌や運用規定類の保全はできているのだろうかと心配になる。きっと、そんな大事だと思っている業界外の人はいないと思う。いや、業界内の人でも、そんな大事だとは思っていない人は多いと思う。ましてや通常の司法関係者や所管官庁のお役人はそんなことは思いもしていないのではないかと思う。

 トラブルを起こしたサーバ群の運用担当者は本当に孤独である。これだけの関係者がいるシステムならなおのことだ。ただでも自身による最悪の事態も心配される。そこに持ってきて、誰かがそうなってしまえば、追求が甘くなってしまうのが日本の風潮だから、それを狙って、自ら直接手を下さずとも、不安定になっている担当者を放置したり、ひどければ煽ったりするようなことも本当にどうしようもない組織であったならばあり得ると思う。現段階では、そうなのかどうなのかははっきりしていないのだから、リスクを見て保護を優先すべきように思う。もし、偶発ミスを犯したまともな会社ならば、取り越し苦労で済むのだから。

 それにもかかわらず、会社発表は運用プログラムミス(不具合)が中心で報道も運用プログラムミス(不具合)と取り上げるところが少なくない。

 これだけのシステムで、現場の運用担当者やこの部署の責任者が全面的に悪いなんてことはあり得るわけがない。どう考えてもバックアップの運用やセキュリティパッチの当て方に欠陥のある当該システムを組織としてシステムを策定して承認を持って運用しているはずである。それを担当者やその組織の中間管理者におっかぶせて、会社に知らぬ存ぜぬなんてしらを切らしたら、この業界の将来は真っ暗だ。ただでも、3K職場と敬遠されているのに、ここまで不条理なことになってしまったら人材なんて来るわけがない。

 徹底的に透明性を確保した方法で調べ上げて、正しく失敗学や品質保証の知識にてらしあわせて後の教訓をきちっと整理すべきだと思う。責任追及にのみきゅうきゅうとすれば、だれかに矮小化された個人に責任をおっかぶせて、本当に教訓とすべき事柄は逃げていくばかりである。

 こんな場末の自宅サーバの日誌に書いても詮無い事なんだけど。


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2012/07/22 Sun

H2B打ち上げ成功

 めでたい。H2Bの3号機昨日問題なく打ち上がった

 この頃、H2A、H2Bはあっさり上がる感じがする。これだけ定時性が高いと、価格とは別の価値が出ていると思う。特に有人ステーションへの物資輸送という、ちゃんと必要な期限までに届くかどうかが人命に関わりかねない用途では、かなり有利に働くように思う。

季時別電灯PSにきりかえ

 先週半ばより、関西電力との契約が季時別PSに切り替わった。関電に連絡してから2週間程度での切り替えとなった。

液晶表示の電力系

 電力計が機械式の物から、液晶表示のもに切り替える工事が行われた。スマートメーターと呼ばれる類の物だろうか。切り替えは留守中に行われた。サーバの記録を見ると切り替え工事の停電は短く、ほとんど影響がなかった。


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2012/07/24 Tue

カラープリンタ入れ替え

 2004年12月から7年半以上使ったインクジェットカラープリンタCanon PIXUS iP8600がとうとう使えなくなった。

Canon PIXUS iP8600

 印刷の度に「廃インクタンク(廃インク吸収体)が満杯です」のエラーが出てしまう。アフターサービス期間終了製品一覧に当然載ってしまっている古いプリンタなので買い換えを決断。

 今度は、EPSONに変えてみることにした。

EPSON Colorio EP-774A

 現行機でCD/DVDダイレクト印刷とホコリの影響が少なそうなペーパーカセットから写真用紙を給紙できるのがこの系列ぐらいしかない。Canonには皆無となってしまった。

 また、EPSONのインクジェットプリンタが使うピエゾ系駆動方式のMACH方式はインクの組成の自由度が高そうで、写真などは有利そう。Canon PIXUS iP8600は、BK,C,M,Y,PC,PM,R,Gの8色構成でとても綺麗な印刷が特徴だった。 EP-774AはBK,C,M,Y,LC,LMの6色構成でも十分印字が綺麗そうで期待して購入。

 ところが07/15 Sunに届いた機械は電源オン時に変な画面がでて素直に立ち上がってくれない。

EPSON Colorio EP-774A ダイアグ?

 検査モードの画面のようだ。最後の「5. Normal Mode」を選択して立ち上げていた。

 EPSONサポートにWeb問い合わせしたところ、初期不良交換を販売店に相談して欲しいとのことだった。購入先はJoshin Webだったので、こちらもWeb問い合わせしたところ交換と言うことになり、07/21 Satにクロネコヤマトで新しい機械が届いてその配達員に初期不良期を渡す形で交換完了。やっと使い始めれた。

 早速、FUJIFILM 写真仕上げValue光沢普通(WPA4100VA)へ印刷。印刷はとても綺麗。iP8600より少し濃い色乗りの感じがする。若干印刷速度は遅いが「きれい」モードでなく「標準」モードでもほとんど印刷品質が劣化しないようなので、常用モードが「きれい」⇒「標準」になったので実質は少し速くなった。乾きはほんのわずかに遅くなったが、十分許容範囲。

 音はiP8600よりはっきりと大きいように思う。印刷コストは、仕様上1.3倍ほどになりそうな感じ。iP8600はきれいな割に印刷コストが安かった。ただ、電源ON時のクリーニングで利用するインク量が少なかったり、インクタンクを交換したときに他の色の充填操作をしていなかったりしているように思える様子なので、実効コストが下がるかも知れない。


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2012年7月(文月)の気分転換におすすめの本

孔明のヨメ 第1巻

公式ページの紹介

 芳文社 まんがタイムWeb作品紹介ページに紹介されています。

新刊コミックのコーナーで一部内容を確認できます。

『孔明のヨメ』の公式紹介文

 昔々の中国。 なかなか良縁に恵まれない少女、月英にやってきたのは 変わり者と有名な諸葛孔明との縁談!? まったくの新解釈で史上最強の天才軍師がデレる!困る!振り回される! 杜康版ニヤニヤしちゃう三国志開幕♪

当サイトの紹介文

 今月は、芳文社の4コマ紙の本紙、「まんがタイム」に掲載されている、杜康潤 著『孔明のヨメ』(芳文社、2012年6月7日第1巻刊)を紹介します。

 著者は三国志の世界がかなりお好きなようです。その好きな世界を孔明のお嫁さんという、珍しい切り口でとてもほのぼのほんわかと描かれています。独自の新解釈でとっぴょうしもないようでいて、地域や時代背景をきちっと押さえて楽しく伝えようとの意図を感じました。

 才能に恵まれながら、その才能故、時代からはみ出てしまう二人が、思いっきりデレます。このニヤニヤ度、ツンデレなんてお定まりの物のは目じゃありません。何せこの作中の孔明さん、自身の悪評を気にするお嫁さんが「私のうわさをききながらなぜこの結婚を?」聞いたときに「結婚は見た目でする物ではないでしょう」などという正論ながら恥ずかしい台詞をいともあっさり本人の前でのたまいます。

 このようなネタが、ただニヤニヤを提供するネタの分けではなく、浪人中の孔明、当時の生活や女性の置かれた状況、三国志の世界の世情、日々の暮らし等をとてもわかりやすく伝えてくれます。

 ほのぼのニヤニヤするばかりではない、新たな切り口で三国志を見せてくれる本書、お勧めです。